ビルの自家発電導入

例えば、ある一定の大きさのビルでは、緊急用の自家発電システムが導入されています。これは停電用というわけではなく、ほとんどの場合で、火災など災害に対する備えなのです。

火災の際は外部からの電力供給がストップすることがほとんどとなるので、消防法により、ある程度の大きさの施設については、「屋内消火栓設備」の設置を義務づけているのです。これは、消火用のホースなのですが、さらに、ある一定量以上の放水能力も要求していますので、その性能を満たすためのポンプが必要で、そのポンプを稼働させるための電源が必要ということになるのです。もちろんその電源は災害時ですから、自家発電で作られた電力でなければならないのです。ですから、消防法では、「屋内消火栓設備には、非常用電源を設置すること」と定めています。

さらに、消防法とは別に建築基準法でも、防災設備に対して非常用としての予備電源の設置が義務づけられているのです。ですから、事務所などがたくさん入っているオフィスビル、デパート、病院、劇場などはあらかじめ非常用の自家発電が設置されています。

これらは文字通り非常用の電源として使われるものでしかありませんが、ビルなどが新たに自家発電を導入しようというのは、環境に配慮し、そして電力の節約を目指したものです。非常用の電源の燃料の多くはガスです。そしてこれからビルなどのオフィスビルが導入しようとしているのは環境に配慮するという意味で、太陽光発電しかありません。太陽光パネルの設置場所は、ほとんどの場合は屋上ということになります。屋上に架台を設置して、季節によっては傾きを換えられるような可変式の架台を屋上一杯に設置して、その上に太陽光パネルを設置するようになります。

また、ビルの南向きの側面に太陽光パネルを設置して、使えるスペースは全て使うという太陽光発電システムを導入しているオフィスビルもあります。新しいシステムとしては窓ガラスでも発電するシステムもあるようです。そうなれば、南向きのビルの側面は全て太陽光発電に使えるということになりますね。

停電が起きにくい現在のビルの非常用発電システムは「無駄な投資」化しています。そのようなことにお金をかけるのであれば、太陽光発電システムにお金をかけてそれを非常用電源でも活用するといった考えのほうがいいと思います。そのときは、昼間に発電した電力を夜にも利用できるように蓄電システムとセットで考えたいものですね。

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